東京地検特捜部は19日、仏ルノー・日産自動車・三菱自動車の会長を兼務するカルロス・ゴーン容疑者(64)ら
2人を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで逮捕した。ゴーン会長は自身の報酬を
過少に申告した疑いを持たれている。日産は同日、ゴーン氏に「複数の重大な不正行為」が認められたとし、
ゴーン氏の会長職などを解くことを取締役会で提案すると発表した。

関係者によると、自宅の購入代金などを同社側に全額負担させる一方、報酬として計上していない疑いがあるとして
地検特捜部に日産の関係者が相談していた。同社側が負担した金額は数十億円に上るとみられる。
こうした不正には日産の代表取締役のグレッグ・ケリー氏も関与していたという。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37939890Z11C18A1MM8000/