生活協同組合・おおさかパルコープに勤めていた男性が死亡したのは、生協が適正な勤務管理を怠っていたことによる過労死だったとして、遺族が損害賠償を求めて大阪地裁に提訴することがわかりました。

 去年3月、生活協同組合・おおさかパルコープ東都島店に勤務していた石井隆治さん(当時54)は自宅で倒れ、
その後「虚血性心疾患」で死亡しました。代理人の弁護士によりますと、去年11月に遺族が残業時間の調査を求めましたが、
生協からはタイムカードの記録では過重労働ではないとの回答があったということです。ところが、労基署がパソコンの使用記録などを調べたところ、
亡くなる直前の1か月間で約88時間の残業時間があったことがわかったということです。

 「亡くなる10日ほど前に(石井さんが)『忙しくて休みが取れない』と」(石井さんの弟)

 このため遺族は、生協が適正な勤務管理などを怠っていたことによる過労死だったとして、近く大阪地裁に提訴する方針です。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181115-00025291-mbsnewsv-l27