最低限のマナー?会計後に店員に「ありがとう」を言うべきか

最低限のマナー? それとも不要? 会計をしてくれた店員へ「ありがとう」は伝えるべきか

飲食店やコンビニエンスストアでの会計後、店員に「ありがとうございます」と言うべきか――。このような投稿を巡って先日、SNS上で議論が起きました。
お礼を言う派が「必ず言います」「最低限のマナー」と主張する一方、言わない派からは「必要ある?」「恥ずかしい」などの声も。
また「言うのが恥ずかしい気持ちも分かる」「常識というより礼儀」といったコメントも見受けられます。

マナーのプロの見解とは、どのようなものでしょうか。「マナーは互いをプラスにするもの」をモットーに、国内外の企業や大学などで人財育成教育や
マナーコンサルティングを行うほか、NHK大河ドラマなどのドラマや映画でマナー指導を行い、国内外で80冊以上のマナー本を出版している
マナーコンサルタント・西出ひろ子さんに聞きました。

相手の立場で考えることが大切
Q.会計後に客が店員にお礼を言うことについて、どのように思われますか。

西出さん「とても良いことだと思います。マナーの大前提は、相手の立場に立って考えること。『もし自分がレジを担当する店員だったら』と考えてみましょう。
レジに立つ店員は、代金を受け取っておつりを渡す『会計』が仕事であり、それを行うのが責務です。その仕事について、お客さんから
『ありがとう』とお礼の言葉を掛けられたらどう感じるでしょうか。個人差はあるかもしれませんが、恐らくうれしいと感じる人が多いでしょうし、
少なくとも嫌な気持ちにはならないはずです」

http://news.livedoor.com/article/detail/15586561/