消費税について、安倍総理大臣は、来年１０月に１０％へ引き上げる方針を、先月示しましたが、これに関連して、西鉄の倉富社長は、８日の会見で、増税分をバスや鉄道の運賃
に転嫁する方針を明らかにしました。
安倍総理大臣は先月の臨時閣議で、消費税を来年１０月に１０％へ引き上げる方針を示しました。
これに関連して西鉄の倉富社長は会見で、「原則、運賃に転嫁をしていくということで検討を進めたい」と述べ、消費税率の引き上げにあわせ、バスや鉄道の運賃に増税分を転嫁
する方針を明らかにしました。
また、運賃を引き上げる時期については「消費税が引き上げられるときに合わせて行いたいと考えている」と述べ、来年１０月から実施する考えを示すとともに、具体的な値上げ
の額などは今後、検討していく方針を示しました。
その上で倉富社長は、「お客様は１円単位の運賃に敏感なので、丁寧に説明していきたい」と述べました。
西鉄によりますと、２１年前に消費税率が３％から５％に引き上げられた際は、バスの運賃に関し、増税分の転嫁は行いませんでしたが、消費税の導入時や、４年前に５％から８
％に引き上げられた際は、一部の定期券などを除いて、バスや鉄道の運賃を値上げしています。
バスや鉄道は公共交通機関として、多くの市民が頻繁に利用するだけに、運賃の値上げが家計に与える影響が懸念されます。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20181108/0002787.html
