任期満了に伴う福島県知事選挙は28日に投票が行われ、無所属で現職の内堀雅雄氏が、共産党が推薦した新人などを抑えて、2回目の当選を確実にしました。
福島県知事選挙の開票は午後8時に始まりました。
NHKの情勢取材や投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査などでは、現職の内堀氏が3人の新人を大きく引き離し、極めて優勢で、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、内堀氏の2回目の当選が確実になりました。
内堀知事は長野県出身の54歳。昭和61年に当時の自治省に入り、平成18年から8年にわたって福島県の副知事を務めたあと、前回・4年前の知事選挙で初当選しました。
選挙戦で、内堀氏は、東日本大震災と原発事故からの復興に向け産業の集積と風評被害の払拭(ふっしょく)を進めることや、2020年度末までの
「復興・創生期間」のあとの支援体制と財源の確保を国と交渉すること、それに、急速に進む人口減少対策に取り組むことなどを訴えました。
その結果、支援を受けた自民党や立憲民主党などの支持層のほか、いわゆる無党派層からも幅広く支持を集め、2回目の当選を確実にしました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181028/k10011689441000.html?utm_int=all_contents_just-in_001