16日、黒部市の黒部峡谷で、山歩きをしていた奈良県の56歳の男性が登山道から約100メートル滑落し、死亡しました。
16日午後1時半ごろ、黒部市宇奈月町の黒部峡谷にある標高約1000メートルの「水平歩道」と呼ばれる登山道で、「男性が滑落した」と一緒に歩いていた女性から警察に通
報がありました。
男性は、約100メートル滑落し、県の消防防災ヘリや警察の山岳警備隊員が救助にあたり、富山市内の病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
警察によりますと、男性は、奈良県上牧町の会社員、中澤祐三さん(56)で、16日から女性2人と山に入り、欅平から阿曽原温泉を目指して歩いていたということです。
現場は、岩場を削って作られた幅の狭い登山道で、同行していた女性の話から中澤さんがぬかるんだ土で足を滑らせたとみられるということで、警察は当時の詳しい状況を調べて
います。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20181018/3060000557.html