https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181015-00032688-mbcnewsv-l46

陸上自衛隊とアメリカ軍の海兵隊は、今月5日から種子島の周辺で共同訓練を行っています。国内の自衛隊施設以外で陸自と海兵隊が訓練をするのは初めてです。

今月5日から行われている訓練には、陸上自衛隊の水陸機動団など220人と、アメリカ海兵隊の10人が参加しています。
水陸機動団は、今年3月に離島の防衛を目的に発足した部隊で、日本版海兵隊とも呼ばれています。
海兵隊と陸上自衛隊の部隊が国内の演習場や駐屯地以外で共同訓練を行うのは今回が初めてで、日米の連携を強化するとともに、海洋進出を強める中国をけん制する狙いがあるとみられます。

14日に公開された訓練は、中種子町の旧種子島空港跡地周辺で行われ、離島の空港が敵に奪われた想定で行われました。
まず、海上自衛隊の輸送艦から水陸機動団がボートで海岸に上陸。
およそ3キロ離れた旧種子島空港まで前進し、ヘリの着陸場所を確保したあと、自衛隊員と海兵隊員が陸上自衛隊のヘリで降下し、空港を奪取しました。実弾を使った訓練はありませんでした。