14日午後4時15分ごろ、沖縄都市モノレール「ゆいレール」の壺川駅で何らかの原因で首里駅行きの車両から白煙が上がり、乗客全員が降ろされた。
乗り合わせた乗客によると、白煙は車体の連結部から上がった。同車両は約30分間、壺川駅で運転を見合わせた後、後続車両に押され首里駅に向かった。午後6時ごろ、ゆいレールは通常ダイヤに戻った。
壺川駅の従業員は「煙は見ていない。現時点では何も分からない」と述べるにとどめた。
駆け付けた那覇市西消防署員は「物が焼けた臭いではなく、タイヤが焦げたような臭い」としつつも、「外観などを見たが、特に異常は確認できなかった」と説明した。
事故車両の後ろを走っていた首里駅行きの車両は、速度を落としたり各駅での停車時間を延ばすなどして対応した。
事故車両に乗り合わせた豊見城高1年の與那覇美(ちゅら)さん(16)=豊見城市=は、赤嶺駅から乗車後すぐに何か臭ったという。
「誰も何も言わないので気のせいかと思ったが、壺川駅で誰かが声を上げると、みんなが一気に降り出した」と当時の様子を語った。
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