熊本県玉東町発注の道路維持工事を巡って業者に便宜を図った見返りに現金30万円を受け取ったとして、熊本県警は13日、町建設課長の清田良一容疑者(54)=同町西安寺=を収賄容疑で逮捕した。また、同県玉名市中の会社役員、魚谷信二容疑者(53)を贈賄容疑で逮捕した。

 清田容疑者の逮捕容疑は、町が今年3月に発注した町内の道路維持工事で便宜を図った謝礼として、4月中旬ごろ、町内で現金30万円を受け取ったとしている。魚谷容疑者は清田容疑者に現金を贈ったとしている。2人とも「間違いない」と容疑を認めている。

 県警によると、工事は町道脇の草刈りや、のり面補修などで契約額は約110万円。今年3月中に完了した。工事の時期や規模から魚谷容疑者が社長を務める建設会社だけが受注に応じるのを見越して随意契約で発注したという。【清水晃平】

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