日本のせいで韓国料理は辛くなった?

もともと唐辛子は中南米原産の香辛料です。
15世紀の大航海時代にヨーロッパ人が持ち帰るまでは、ヨーロッパや東南アジアには一切存在しなかったものでした。

16世紀中期に朝鮮半島へ唐辛子が入るまでは、なんとキムチの色も今のような赤色ではなく白だったのだとか。

当時のキムチは日本の白菜漬けのようなもので、野菜を塩漬けにして発酵させて作られたものです。
現在でも「白キムチ(ペッキムチ)」というものがありますね。

昔は唐辛子の入った赤いキムチではなく、朝鮮半島のキムチはみんな白いキムチだったということに驚きました。

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では一体なぜ真っ白キムチの平和な国が、地獄の赤〜いキムチに変わってしまったのでしょうか?

それは16世紀末の豊臣秀吉の朝鮮出兵の時だと言われています。
日本の兵士が朝鮮半島のあまりの寒さに、履物のつま先に唐辛子を入れて冷え対策をしていたことが、朝鮮に唐辛子がもたらされた始まりだったのです。