【ワシントン時事】トランプ米大統領は9日、今年限りで辞任するヘイリー国連大使の後任候補に、
パウエル元大統領副補佐官(国家安全保障担当)を検討していることを明らかにした。
ホワイトハウスで記者団に語った。「素晴らしい候補がたくさんいる」とも述べた。トランプ氏は
2、3週間以内に決める意向を示している。
パウエル氏は女性で、エジプト生まれ。ブッシュ(子)元政権や金融大手ゴールドマン・
サックス幹部を経て、トランプ政権発足後に副補佐官に就任し、パレスチナ問題などに関わったが、
約1年で退任した。「政権発足1年を区切りに、ニューヨークの自宅に戻る計画」
(サンダース大統領報道官)だったという。
一方、報道では、候補にトランプ氏の長女イバンカ補佐官の名前も挙がっている。トランプ氏は
これについて「イバンカは素晴らしいと思うが、(起用したら)身内びいきと非難されるだろう」と述べ、
事実上否定した。(2018/10/10-07:12)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018101000211&g=int