【ワシントン時事】過去の性的暴行疑惑が浮上していたブレット・カバノー米連邦最高裁判事候補(53)の
人事案が、6日にも予定される上院(定数100)本会議で最終承認されることが確実になった。
態度未定だった議員が5日、相次いで人事案への支持を表明し、過半数となる51人の賛成票を確保した。
共和党は上院で半数をわずかに上回る51議席だが、態度未定だった同党穏健派議員3人のうち2人が
「(性的暴行の)訴えがカバノー氏の判事就任を阻止できるとは思わない」(コリンズ議員)などとして、
人事案への賛成を明言した。
民主党は人事案に反対しているが、ウェストバージニア州選出のマンチン議員が賛成に回ると表明した。
同州は2016年大統領選でトランプ大統領が勝利しており、来月の中間選挙で改選を迎えるマンチン氏は、
トランプ支持者の反感を買うのは得策でないと判断したもようだ。(2018/10/06-14:28)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018100600346&g=int