高さ1.5mまで水! 沈む車や事業所 台風25号、沖縄各地に爪痕
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2週連続の台風襲来は、長引く停電や電話の不通、けが人が出るなど沖縄県内各地で多くの爪痕を残した。台風25号の暴風雨から一夜明けた5日、各地での被害状況が明らかになる中、県内スーパーやコンビニでは商品が不足し、農水産業での被害も約2億円に上った。沖縄市では道路などの冠水が確認されたほか、南風原町や浦添市では土砂崩れも発生した。空や海の便の欠航も相次ぎ、県民生活への影響が続いた。
10人が負傷
台風25号の影響で、県内では4〜5日午後5時までに少なくとも10人が負傷した。那覇市内では5日午後0時45分ごろ、70代の女性が風にあおられ転倒。72歳男性も強風で転倒し、負傷した。浦添市内では5日午前6時10分ごろ、70代女性が転倒し、右腕を打撲した。
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沖縄市登川では、排水路が壊れていたのが原因で周辺地域に冠水被害が出たほか、畑や市道、飲料品関連会社の敷地内で高さ約1・5メートルまで水につかった。南風原町兼城では、土砂が崩れ、電柱も倒れた。けが人はいなかった。
停電ほぼ復旧
台風24号、25号の相次ぐ襲来で、沖縄電力によると5日午後7時現在、480戸が停電したが、午後11時現在でほぼ復旧した。
5日の空の便は那覇空港発着便を中心に午後5時までに151便が欠航となり1万6千人以上に影響が出ている。6日の便など最新の運航情報は各社のホームページで確認できる。海の便は、沖縄旅客船協会によると、本島と離島を結ぶ船を中心に計180便が欠航した。
県警交通規制課によると、5日午後5時現在、県内各地の信号機計33基が作動していない。同課は「周囲の安全確認を徹底してほしい」としている。
同課によると、二つの台風で県内の信号機116基が消えたのを確認し、5日午後5時までに83基は復旧した。中北部では管轄の署員のほか、県警の機動隊員が交通整理をする交差点などもあった。
未復旧で交通量の多い場所などでは、警察官が交通整理に当たる場合もあり、同課は「指示に従って通行し、警察官がいない場所では徐行や一時停止で周囲を確認して安全運転を」と呼び掛けている。