今年8月、常夏の島国フィジーで、儀式と称して信者らを暴行していた牧師らが逮捕された。逮捕されたシン・オクジュ牧師は終末論を説く韓国のカルト教団
「グレースロード教会」の創始者で、フィジーに移住すれば自然災害から生き残れると信者たちを洗脳。フィジーに連れてきてすぐにパスポートを取り上げ、
暴力で服従させた。一部のメディア報道によると、教団から脱出した元信者らの証言として「教団から逃げ出そうとして捕まり、公開処刑で暴行を受け、
亡くなった者もいる」とのことだ。
http://www.abc.net.au/news/2018-08-03/south-korean-pastor-arrested-allegedly-detaining-followers-fiji/10067964
■カルトの温床? 韓国のキリスト教事情
キリスト教が韓国に伝道されたのは17世紀前後のこと。弾圧などの紆余曲折を経て現在、韓国統計局によると、国民の46% は無宗教だとされる一方、
29%がクリスチャンとされる。その大半はプロテスタントであり、カトリックはごくわずか。プロテスタントは福音主義を理念としているため、その教えを都合よく
解釈したキリスト教系のカルト教団が複数誕生している。近年の不安定な社会状況からか、カルト教団に心惹かれて入信する者は後を絶たず、
急速に勢力を伸ばしているという。
世界的知名度を誇る世界平和統一家庭連合(統一教会)は、そんな「キリスト教の土壌から誕生した教団」の先駆けとも言える宗教団体だ。設立者である文鮮明
(ムン・ソンミョン)亡き後も多くの信者を抱える団体なのだが、今、この文鮮明の子供の一人が、統一教会とは別に、とんでもないカルト教団を築き上げていると
アメリカで問題視されている。
文鮮明と2番目の妻である韓鶴子(ハン・ハクチャ)との間に生まれた第7男、まだ38歳と若い、文亨進(ムン・ヒョンジン/ショーン・ムーン、以下ショーン)率いる
「サ●クチュアリ教会」である。
今年2月28日、このサ●クチュアリ教会が大きく注目される一件があった。ペンシルベニア州北部で自動小銃を手にした信者たちの合同結婚式を開催したことが
「異様な儀式」だと、世界中で報道されたのである。
やっぱりトカナ
https://tocana.jp/2018/10/post_18234_entry.html