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ADIVAは4日に開幕した「京都スマートシティエキスポ」で、2輪EV(電動バイク)2車種を日本初公開した。その1台『VX-1』は、軽二輪(125〜250cc)クラスのパーソナルユース向けスクーターだ。インホイールモーターを搭載し、EVならではの心地よい加速感と、満充電で最大270kmの後続を可能とする。

VX-1のボディサイズは全長2120mm×全幅810mm×全高1330mm、シート高は770mm。タンデムでも快適なゆったりとしたライディングポジションにより、高速道路を利用した長距離ツーリングもこなす。防風性能に優れた大型フロントスクリーンも特徴だ。

長距離ツーリングを実現するのはそのパワーユニット。リアホイールに直結した独自のインホイールモーターは、エンジン車と比べサイズ、重量、部品点数を最小化することに貢献し、EVならではのキビキビとしたスポーティかつ力強い走りを実現する。定格出力は11kW、最高出力は35kW。最高速度は110km/hで、100km/hまで到達するのに6秒と、同クラスのガソリンエンジンスクーターを凌ぐ加速性能を誇る。

搭載するリチウムイオンバッテリーは、用途に応じて3つの容量を選ぶことが可能だ。7.2kWhモデルで後続可能距離135km、10.8kWhモデルが同202km、14.4kWhモデルが同270kmを実現する。充電は家庭用コンセントやSAEJ1772での交流充電に加え、4輪EVで使われている急速充電「CHAdeMO(チャデモ)」にも対応する。

発売予定時期は2019年春で、価格は未定。なお、現在はCHAdeMO規格への対応を進めている段階だが、展示車と同仕様の交流充電タイプであれば、すぐにでも販売が可能だという。