東京都大田区の荻野稔区議(32)=日本維新の会=の口座が振り込め詐欺グループに使われたとして、警視庁捜査2課が任意で事情聴取したことが明らかになった。
口座には被害者から現金が振り込まれており、同課は犯罪収益移転防止法違反にあたる可能性があるとみて調べている。
同課によると、荻野区議は2017年2月、インターネットで見つけた金融業者に借金を申し込んだ。「カードを送れば口座に現金を入れて返す」と電話で言われ、指示通りカードを送り暗証番号を伝えたという。
その後、口座には、特殊詐欺の被害に遭った堺市の女性から入金があった。事情聴取に対し、荻野区議は口座を譲渡したことを認めている。同課は今後、振り込め詐欺に使われることを認識していたかなどを調べる。
【五十嵐朋子、佐久間一輝】
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/incident/mainichi-20181003k0000e040240000c.html