高熱や下痢などの症状が出る感染症「パラチフス」に、長崎市の40代の男性が感染していたことが分かりました。
男性は徐々に回復していますが、市は家族への感染がないか調べています。
長崎市によりますと、先月24日、およそ半年間、海外に滞在していた長崎市内の40代の男性が発熱や腹痛の症状を訴えて診察を受けました。
病院が血液検査などを行ったところ、男性から「パラチフス」の菌が検出され、2日、長崎市に届け出たということです。
「パラチフス」は高熱や下痢などの症状が出る感染症で、衛生状態の良くない発展途上国などで流行しているということです。
長崎市によりますと、男性は快方にむかっているということですが、他への感染のおそれがあることから、市は男性の家族などへの感染がないか調べています。
長崎県によりますと「パラチフス」の感染が県内で確認されたのは、記録が残っている過去10年では初めだということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20181002/5030002164.html