貴部屋から涙の引っ越し 千賀ノ浦部屋へ決意の移籍、エールも
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大相撲の元貴乃花親方(46=元横綱、本名・花田光司)が1日付で日本相撲協会を退職したことに伴い、旧貴乃花部屋の力士らが2日、東京都江東区の同部屋に別れを告げ、新たな所属先となる台東区の千賀ノ浦部屋への引っ越し作業を行った。
午前11時45分。力士らは2台の車に乗り込んだ。出発の際には幕下・貴公俊(21)が顔をタオルで覆って号泣するなど感極まった様子だった。午後0時13分に千賀ノ浦部屋に到着。集まった地域住民からは拍手が起き、「頑張れ!負けるなよ」と温かいエールが送られた。
千賀ノ浦部屋の力士は、積極的に車から荷物を運び出すなど協力し、旧貴乃花部屋を出る際には涙を見せていた力士も、引っ越し後に笑顔を見せる場面もあった。ただ、一部には受け入れに難色を示した力士もおり、ある力士は「まだなじめないですね」と苦笑いした。
千賀ノ浦部屋の師匠、千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)は新たな弟子たちに「うちの方針でやっていく」と説明。これには「分かりました。よろしくお願いします」と素直に応じたという。旧貴乃花部屋から力士8人、床山と世話人の各1人が加わり、力士17人の大所帯となった千賀ノ浦部屋。
同親方は「みんな」という言葉を何度も繰り返し「思ったよりも、和気あいあいとやっていた。みんな一生懸命やっていくしかない」と一致団結を宣言。3日から合流後初の稽古を行う。
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貴乃花部屋の貴公俊が付け人を殴打 顔腫れ、血だらだら
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大相撲の東十両14枚目、貴乃花部屋の貴公俊(たかよしとし、20)が18日、春場所の8日目の取組後、支度部屋で付け人に暴言を吐きながら、複数回、顔などを殴打していたことが目撃した関係者らの話で分かった。
関係者らによると、殴ったのは5、6発で、付け人は顔が腫れ、口の中を切って顔からだらだら血が流れており、その血を支度部屋のトイレで吐いていたという。支度部屋の入り口には、血痕が残っていたという。
理由は、付け人が貴公俊に土俵下に向かうように伝えるタイミングが遅れたためではないかという。支度部屋にいた力士はその様子を見ていたが、止めた力士はいないという。
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