戦後最大のミステリーとも言われる「三億円事件」の犯人を自称する人物が、手記を公開したことが話題を呼んでいる。

掲載されているのは、小説投稿サイト「小説家になろう」だ。本当に犯人なのか、それともよくできたフィクションなのか。ネット上ではさまざまな意見が出ている。

■投稿された手記は?
投稿された手記は「府中三億円事件を計画・実行したのは私です。」というタイトルだ。8月8日に「真相の告白」という項目から始まり、72の項目に分かれて投稿。9月23日に完結した。著者名は「白田(しろた)」となっている。

手記内の説明によると、著者は孫もいる老人。長年連れ添っていた妻が69歳で他界し、葬儀を終えたあとに、一人息子に三億円事件の真相を告白したところ、「これを世の中に発表しよう」と言われた。
マスコミに発表することを考えていたが、諸事情で断念。息子が見つけた「小説家になろう」に投稿することを決めたのだという。

■ネット上の反応は?
この手記について、本当に犯人が書いたものなのか、精巧なフィクションなのか議論が沸騰している。老人にしては文体が若すぎるという声もある一方で、「内容がガチっぽ過ぎて本人としか思えない」という反応もある。

一方で、仮にフィクションだとしても「すごく読ませる文章で、ウェブ小説にしておくには勿体ない」という声や、「本当かどうかはわからないけど夢中で読んでしまった」と評価する声も出ている。

三億円事件の発生から12月10日で50年を迎えるが「謎の手記」に注目が集まりそうだ。

三億円事件の犯人?それとも創作? 「小説家になろう」の投稿で議論沸騰
https://www.huffingtonpost.jp/2018/10/02/sanokuenjiken-narou_a_23548030/



府中三億円事件を計画・実行したのは私です。
https://ncode.syo setu.com/n9064ex/