企業、次は「休み方改革」
平日5連休義務/休暇取得で報酬 幹部率先、風土づくり

従業員が休みやすい環境を整える「休み方改革」が広がってきた。富士通は管理職以上に、年末年始や
夏休み以外に平日5連休を取得することを義務化した。一般社員が休みやすくする。休暇を取った社員に
報酬を払う企業もあり、離職率を下げる効果がみられる。日本は休暇後進国と言われる。働き方に次いで
休み方も改め、人材確保と生産性向上につなげる。

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限定部分のトピックス

◇富士通
・幹部社員が自ら休むことにより、会社全体で仕事の仕方が改善されていく効果を狙う
・管理者がいなくても仕事をまわしたり、効率よく業務を進める効果を期待
・田中達也社長「役員が率先して休み、一般社員も休みやすい風土をつくる」

◇さくらインターネット
・給休暇を2日以上連続して取ると、1日あたり5000円の手当を支払う
・田中邦裕社長「働き方改革は会社が強制してもうまくいかない。休みたくなるような動機づけをしたかった」
・自由で働きやすい職場づくりの工夫を続けた結果、現在の離職率は1%にまで低下

◇リクルートグループ
・4日間連続して有給休暇を取った社員に、年1回まで5万円の手当を支給
・会社指定日に有給休暇を取得すると3000円の手当を支給する制度を開始


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO35916050Y8A920C1EA6000/