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札幌市は、JR札幌駅北側にある地下歩道を、さらに北側へ140メートル延伸させる方針を決めた。
50階建てマンションなどを建設する大規模再開発事業計画がある同市北区北8西1街区と札幌駅、大通エリアを地下で結ぶ。
2023年度の利用開始を目指す。
26日の都市計画審議会で明らかにした。
市営地下鉄東豊線さっぽろ駅コンコースを北に延ばす形で設置する。
出入り口を2カ所設け、北端は北8西1のマンションに直結させる計画となっている。
事業の実施主体は、地権者らで構成する札幌駅北口8・1地区市街地再開発準備組合。
事業費は20億〜30億円規模で組合、国、市が3分の1ずつ出し合う。
札幌では、地下歩道はこれまで市の公共事業として整備しており、地権者らも費用負担する再開発事業方式で整備するのは初めてだ。
北8西1街区は30年度末に札幌駅東側にできる北海道新幹線ホームに近い。
市は、地下歩道の整備で街区の付加価値が高まり、将来の都市機能の向上につながるとみている。
北8西1街区には、50階建てマンション、14階建てホテル、オフィス棟が造られる計画で、22年度完成を目指している。
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