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 ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで、地下鉄車両の座席で足を広げて座る男性に抗議し、女性が股間にペットボトルから
漂白剤入りの水をかける事件が相次いだ。被害は約1週間で約70人に上っているという。女性が水をかけるビデオ映像がユーチューブに
アップされたところ、250万回以上視聴されるなど反響も呼んでいる。ロシアのニュースサイト「レンタ・ルー」などが27日までに伝えた。

 抗議行動を展開したのは同市に住む大学生アンナ・ドブガリュクさんのグループ。25日にアップされたビデオは「足を広げて座るの? 
じゃあ食らえ」とのタイトルで、男性の股間にペットボトルから漂白剤入りの水をかけ、驚いて飛び跳ねる男性の傍らで、車両から逃げる
女性の様子が次々と写されている。東京の地下鉄でも足を広げる行為をやめるよう促す広告があるとの字幕も。

 ドブガリュクさんは「普通の洗濯に使うものより30倍濃い漂白剤入りの溶液を使い、洗ってもとれないシミを衣服に残します」と誇示。
足を広げる行為が隣に座る女性らの迷惑になることを“抗議行動”の理由として挙げ、「社会の恥、嫌悪すべき現象」と批判しているが、
ビデオにはがらがらの車内で、隣に誰もいない席に座っている男性も被害に遭う様子も写っている。
ビデオは最後に「次はモスクワと中部カザンです」の字幕が現れ、両市が次のターゲットであることを警告している。

https://youtu.be/NCZOw05L7JA

 ビデオは2600以上の「高評価」を集めた一方、5万5000以上の「低評価」が付いた。「こんなことをしても何の問題解決にもならない。
注目を集めるためだけの行為」「漂白剤を使い、衣服が台無しになり健康にも悪影響が出かねないのだから、警察に突き出すべき」などの
厳しい意見が多数寄せられた。整形外科医を名乗る人物もコメントを寄せ、男性が足を広げるのは骨盤の構造上仕方がないと指摘した。
地下鉄運営当局には今のところ被害届が出ていないが、警察は騒ぎを受け捜査に乗り出した。

全文
https://this.kiji.is/417507000816649313?c=39546741839462401