http://www.autocar.jp/firstdrives/2018/09/22/314064/
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またここにやってきた。「ここ」といってもいま立っている、エディンバラ近くのフォース鉄道橋から長くのびる午前4時半の影の中のことではない。
新型のフォード車でうまくいくかわからない挑戦にのぞむこと、だ。初代モンデオではヨーロッパ一周を敢行したし、初代フォーカスでロンドンを取りまくモーターウェイM25号環状線をわずか1週間のうちに2万km走ったこともある。
そしてこの4代目となった新型フォーカスでも、それらの挑戦より距離はみじかくとも苛酷さではひけをとらない、まぎれもない冒険の旅に出たくなった。
英国にやってきたばかりの1台を借り出し、われわれお気に入りの道を1日でどれだけ回れるかという単純な任務に挑むのだ。そこで、夜明けのすこし前にエディンバラを発つことに決めた。
われわれの選んだフォーカスは、中級車クラスの代表的存在だ。もっとも飛びぬけた高性能モデルという意味ではなく、あくまで全体の代表となるモデルだ。グレードはチタニウムX、オプションもほどほどに付いていて説明書だけでもけっこうな分量がある。
125ps版の1.0?3気筒エコブーストは、フォードが英国でもっとも量販を見込むエンジンだ。リアサスペンションは、このグレードの場合トーションビーム式だ。フォーカスの特徴だった凝ったマルチリンク式リアサスは、いまや高性能版だけのものとなってしまった。
出発地点のサウスクイーンズフェリーは、美しいカンチレバートラス橋のフォース橋を写真におさめる絶好のポイントであるとともに(上流にある2本の道路橋とも十分に離れている)、
ボーダーズ州に点在する最高のドライブルートへ向かうにも都合が良い場所だ。
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