マリア、レンレン、ドルフィン、コンパス−。これらの共通ワードは? 答えは台風の名前。台風は「号」表記でいいんでは? 
そもそもあんまり聞いたことがないような…。わき起こる疑問を解消すべく、台風のネーミングについて調べました。(ネクスト編集部)

 気象庁は毎年1月1日以降、最も早く発生した台風を第1号とし、以後台風の発生順に番号を振っています。
一方、米国は従来英語名(人名)を付けています。

(中略)

 ■号表記はガラパゴス?

 実は、日本以外では、号ではなく名前を使うことがほとんど。そのため、気象庁の会見や報道発表の資料は「台風○号」を表記しますが、
海外向けの情報などでは名前も併記します。

 先日、香港やフィリピンに大きな被害をもたらした台風22号の国際表記は「Mangkhut」(マンクット、タイ語でマンゴスチンの意味)。
「現地では号表記では通じないでしょう」(民間気象情報会社)。

 淡路島で風力発電用風車が倒壊するなどの被害が出た20号はシマロン(野生の牛)、神戸に再上陸し、港湾設備や市民生活を
直撃した21号はチェービー(ツバメ)。…すみません。どうもピンと来ません。

 「昔から番号表記が浸透しているためでしょうね」と気象庁予報課。また、民間気象情報会社ウェザーニューズによると、
同じ台風でも号だけの場合と、号と名前を併記している場合があり、明確な使い分けはないとのこと。

 最も直近は台風24号で、ベトナムが提案した「チャーミー」(花の名前)。

 〈台風チャーミーは×日早朝、神戸市付近に再上陸した。兵庫では猛烈な雨や風となる見通しで、チャーミーに対して厳重な警戒が必要だ。〉

 皆さん、こんなニュース速報はどうでしょうか?
https://kobe-np.co.jp/news/sougou/201809/0011669534.shtml