文学の秋ということで、小説教室に通い始めました。そこは受講者が提出した作品を先生がみんなの前で添削してみせるという形式なのですが、私が出した掌編小説は散々な評価でした。
落ち込んでいると、生徒の文学青年風の男性が「あなたは男女の機微が描けていない。性愛に特化した官能小説を読んだほうがいい」と本を貸してくれたんです。
家に帰って読んでみると、それまで官能小説なんて読んだことがなかったので、そのエロチックな世界に、頭がクラクラしてしまうほどでした。
するとクライマックスシーンのページが、カピカピになっているんです。嗅いでみると、微かに精液の匂いがしました。それはきっと本を貸してくれた男性の精液です。
どぎつい性描写で興奮していた私は、その匂いを嗅いで完全に自分を見失ってしまいました。気がつくと精液の匂いを嗅ぎながらオナニーをしていたんです。
次に会った時に本を返すと、彼はパラパラとページをめくり「あれ、なんかよれよれになってるな」と言うんです。それはもちろん私のマン汁のせいです。
指でオマ○コを弄りながらページをめくっていたために、ビショ濡れになっちゃったのでした。
「で、本はどうだった?」
そう問いかけられた私は、正直に答えました。
「私は読むよりも、実践するほうが好きかも」
「実は俺もなんだ」
彼はにっこりと微笑みました。その笑顔には文学青年的な暗さは微塵もありませんでした。気難しそうな他の生徒よりもずっと素敵です。私たちは講義が始まる前に教室を出て、軽くお酒を飲んでからラブホに入りました。
官能小説を読んだ日から頭の中が完璧エロモードになっていたので、今までは口にしたことがなかった「チ○ポをしゃぶらせて」とか「オマ○コをいじくって」とか卑猥な言葉を連発しちゃいました。
「君はすごくエロいね。僕のデカ魔羅をぶち込んであげるよ」
私の熟した果実へ、彼は巨大な肉杭を打ち込んできました。そして洞窟の奥のほうまで執拗に突き上げられ、私と彼は同時に気をやって(イッて)しまいました。
「ああイク〜!」
「俺も出る〜!」
それ以来、私と彼は小説教室をやめてしまい、もっと楽しいことに時間を費やすようになったんです。
(書き手・ティッシュ)
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