携帯電話 停電長引くと影響拡大のおそれ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180906/k10011613391000.html

今回の地震で、北海道の一部の地域では携帯電話がつながらないといった
影響が出ていて、停電が長引いた場合、影響が拡大するおそれもあります。
携帯電話各社によりますと、北海道内の停電の影響で、
携帯電話の通信を担う基地局と呼ばれる設備では、
非常用の電源設備を使っているということです。

非常用の電源設備が電力を供給できる時間は、数時間から最大で
24時間程度だということで、停電が長引いた場合には、
携帯電話がつながらないといった影響が出る地域が広がるおそれがあるとしています。

このため携帯各社は、状況をみながら、移動基地局車を
配備するなどの対応をとることにしています。

世耕経産相「十分な電力の復旧 1週間以上かかる」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180906/k10011613591000.html

世耕経済産業大臣は今回の地震による北海道の停電について、
道内最大の火力発電所である苫東厚真火力発電所の復旧に、
少なくとも1週間程度かかるとの見通しを明らかにしました。
ほかの発電所の再稼働などで、7日までに一定の供給体制を取るものの、
十分な電力の復旧には1週間以上かかるとしています。

世耕経済産業大臣は6日昼前、北海道の停電の大きな原因となった
苫東厚真火力発電所について、1号機と2号機の発電施設に損傷が見つかったほか、
4号機の施設でも火災があったことから、復旧に少なくとも
1週間程度かかるという見通しを明らかにしました。

そのうえで、すでに稼働している北海道内の4つの水力発電所に加えて、
6日中に砂川火力発電所を、7日中に伊達、知内などの火力発電所を
再稼働させるほか、本州から一定の融通を受け、7日までに290万
キロワットの供給ができるようにしたいという考えを示しました。

しかし、北海道の電力需要は、5日のピーク時で380万キロワットあったとして、
十分な電力の供給には苫東厚真火力発電所が復旧するまで、
1週間以上かかるという認識を示しました。