世の中には、必ず起きることがある。株価の変動、雷雨、金がないときにかぎって好きだったバンドが再編される。
そして、Alexaだ。Amazonのスマートアシスタントは、徐々に、どんなスマートホームにも必ずあるものになりつつある。
そのあとを、Googleが追っている。
こういうものには、ルーターが最上の組み合わせだろう。
ルーターはネットに接続するための重要な部品だし、メッシュネットワークならそれは至るところにある。
Alexaにルーターとの一人二役をやらせない手はないね。同じことを、HuaweiとNetgearも考えたようだ。
Amazonも、喜んでそれを受け入れている。
両社はそのコンセプトの実装を、今週のIFAで披露した。
HuaweiのAI Cubeは、全然キューブではないけれども、より単純明快だ。
形がGoogle Homeに似ていることで目立つけれども、そのため空気清浄機Gladeにも似ている。
4GのSIMカードでLTEをサポート、 2.4GHz帯と5GHz帯に対応している。
ルーターの下で服を着ているのが、Alexaが応答するための大きなスピーカーで、“音容積は400ミリリットル、アルミ製振動板”だ。
“AI”は、Alexaの機能のことだろう。
ルーターの特長は何も書かれていないが、速度性能は悪くない。
Netgearは、Orbi VoiceでHuaweiに差をつけている。
人気製品にAlexaをつけて、メッシュルーターは家中に置いてWi-Fiの死角をなくすもの、という特徴を生かしている。
Echo Dotを家中に置くような感じになるが、ネットワークのカバー率を高めるという余録がある。
Huaweiは価格を発表していないが、Netgearのは300ドルだ。
どちらも、Alexaを置こうと思ってた人たちに、確かな付加価値感を与えるだろう。
https://jp.techcrunch.com/2018/09/01/2018-08-31-alexa-routers-are-a-thing-now/
https://techcrunchjp.files.wordpress.com/2018/09/2018_07_orbi_voice_product-2.jpg