石破 
少子化・高齢化の大きな傾向は変わっていませんね。
同じ4月には「生涯未婚率」も発表されていますが、こちらもなかなかショッキングな数字でした。50歳までに一度も結婚したことのない人が男性の4人に1人、
女性では7人に1人もいるという。これでは出生率が高くなるはずもない。
未婚の人が増えている背景には、「見合い結婚」が消滅したこともあります。というのも、未婚の女性に話を聞いてみると、断られるのを怖がってか、
「声をかけてくれる男性がいない」「男性が本気で交際を申し込まない」というのです。

河合 
ひと昔前ならお見合いという手段が、多少強引にでも男女の出会いを演出してくれていた。戦前など、見合い写真だけで決めちゃう、なんていうこともありましたよね。

石破 
そう。そんなやり方がいいとはあまり思いませんが、お見合いという仕組みが結婚を促進していたのは事実です。
出生率を上げるためにも、独身の人がどうやって結婚相手を見つけるかが社会的な課題です。国の政策としては難しい面もありますが、
誰かが仲人さん的な役割を果たすとか、出会いの場を増やしてあげないといけないのでしょうね。

河合 2020年には女性の過半数が50歳以上になります。つまり、出産可能な女性が大きく減り始めるということですから、
少子化は今後も歯止めがかかりそうにありません。
http://news.livedoor.com/article/detail/13271148/