【バンコク=幸内康】AP通信などによると、マレーシアのマハティール首相は21日、訪問中の北京で記者団に、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に
関連する鉄道建設などの大型事業を中止すると述べた。
 マハティール氏は20日に中国の習近平シージンピン国家主席、李克強リークォーチャン首相とそれぞれ会談した際にも中止の意思を伝え、中国側も
「理解し受け入れた」という。

 マハティール氏は将来的な事業再開の可能性は否定しなかったものの、「マレーシアの現在の焦点は債務削減にある」と述べた。中止により補償金が
発生すれば支払う意思も示した。

 中国外務省の陸慷ルーカン報道局長は21日の定例記者会見で、「どんな2国間でも協力を進める上であれこれ問題が出るのは避けられない。
友好的な話し合いで適切に解決すべきだ」と交渉を続ける考えを示した。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20180821-OYT1T50107.html

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