北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)党委員長が4月に板門店(パンムンジョム)で行った韓国の
文在寅(ムン・ジェイン)大統領との首脳会談で、1年以内の非核化に同意していたことが明らかに
なりました。

 これは文大統領からやりとりの報告を受けていたアメリカのボルトン国家安全保障担当補佐官が、
19日、ABCテレビのインタビューで明らかにしたものです。ボルトン補佐官によりますと、
4月下旬に行われた南北首脳会談で、文大統領が金党委員長に「北朝鮮が迅速に非核化すれば、
韓国や日本などから援助や投資を受けられる」と説明。そのうえで文大統領が「非核化を1年以内に
実現しよう」と呼びかけたのに対し、金党委員長が「はい」と答えて同意したということです。

 非核化に向けた目立った動きがないなか、アメリカの政府高官が4月時点での南北首脳の
やりとりを明らかにしたのは、北朝鮮側に早期の対応を迫る狙いがありそうです。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3451639.html