2008年9月に経営破綻した米証券大手リーマン・ブラザーズが、債権者に累計1246億ドル(約13兆8千億円)を支払っていたことが14日、分かった。米国の景気拡大
を追い風に、返済額は当初計画された約650億ドルの約2倍に達した。保有する資産価格の値上がりが要因だが、金融緩和など官製バブル頼みの危うさも漂う。
「リーマン・ショック」から10年。一時10%近くまで上昇した米失業率は3%台に改善し、ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は2・3倍になるなど、米国は日
本がバブル崩壊後に直面した「失われた10年」に陥ることは回避した。
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/201808/0011542029.shtml