大阪府警富田林とんだばやし署で12日、強制性交容疑などで逮捕され、勾留中の
無職樋田淳也容疑者(30)が弁護士との接見後に逃走した事件で、署が富田林市に対して、
防災行政無線で逃走を周知するよう要請したのは、発覚から約16時間後だったことがわかった。
署は「防災無線で流す文面を検討していたので遅れた」と説明。事件を把握していた市も、
要請があるまで防災無線で呼びかけておらず、市は「早く情報提供すべきだった」としている。
府警などによると、樋田容疑者は12日午後7時半から8時頃まで、2階の面会室で弁護士と接見。
弁護士が部屋を出た後、間仕切りのアクリル板を壊して面会者側へ移り、署外へ逃走したとみられる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180814-OYT1T50063.html