南アフリカで作家、芸術家として活動しているシューブノム・カーン(33)は先月28日、
自身のTwitterに数年前に撮影された写真が世界各国で広告として利用されていること投稿。

彼女は2010年カーンさんが写真家が無料で写真撮影してくれたのが始まり。当初大学生だったカーンさんは
「プロの写真家が無料で写真を撮ってくれる!」という言葉に釣られ、大学の友だちと一緒に写真家の家に行った。

そのとき写真家は100人の人物の写真を撮影する「100 Faces Shoot」というプロジェクトを行っており、
カーンさんはそれに協力。無料で写真を提供し契約書にサインした。カーンさんは写真家のポートフォリオや
芸術プロジェクトに使用されるものだと思っていた。

しかし、2012年、友人がカナダの新聞に掲載された移民の広告でカーンの写真を見てカーンさんに報告。

撮影された3種類の表情はストックイメージというサイトに掲載され、それが売れて広告として少なくとも50以上使われていたことを確認。
自分がモデルとして活躍しているにも関わらず収入は0円なのだ。
使われているのは中国マクドナルド、歯医者、カーペット販売会社、移民推奨広報モデル、などなど。

カーンさんは写真家に使用を中止するように抗議したが、既に販売されてしまった写真は使用の中止ができないという。
また法律専門家は、「カーンが自らサインしていたため残念ながら全て合法だ」と伝えた。

カーンさんはこれらを受けて多くの人々に「みなさんも気をつけて、無料の写真撮影の際、契約に署名しないで。
契約書に何が書かれているか良くよんで」と投稿。

こうしてカーンさんが投稿しているあいだにも、新たにカーンさんの写真を使ったニキビクリームの広告が公開されてしまった。

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