不正疑惑に揺れる日本ボクシング連盟の山根会長が、FNNの単独インタビューに応じた。
疑惑の判定や数々のおもてなしリストの存在を真っ向から否定した。

日本ボクシング連盟・山根 明会長は「山根 明を支持していただいている全国の皆さんに対して、ハッキリしなくては駄目だなと。そういう決心から、わたしは前に出ます」、「全部がうそだね、作りのね、だから受けて立つ」と話した。

2日、FNNの単独取材に90分にわたって応じたのは、疑惑に揺れる日本ボクシング連盟の山根 明会長。

関係者の告発状で指摘された、ジャッジへの介入や数多くのパワハラ疑惑について、真っ向から否定した。

山根会長は「(おもてなしなどの要求は?)ありません! 要求の文書が来たと言っていますけど、連盟からこういうことをしなさいと文書を出したことはありません。VIPの部屋とか、そういう請求も一切しておりません。椅子は大きな椅子にしてと要求した覚えはありません。一切! 椅子があったら僕は座るだけ! パイプ椅子でも!」と話した。

そして、あのおもてなしリストについては。

山根会長は「『カンロ飴』なんて、120円ですよ。ミネラルウオーターなんて、なんぼすんねん。何百円のものが豪勢ですか。一般の市民でも飲んでいるでしょ。開催県からどうのこうの言われること、させていませんよ! 僕自身も奈良県の地方出身の組織でありましたから、地方連盟の都道府県の気持ちは全部酌んでいるんです。だから、わたし自身、無理はさせていません」と話した。

奈良判定について山根会長は、「あぁ奈良判定。それは絶対ありません! わたしは一切そういうことにタッチしていません。面白半分テレビで言っているから、怒りを感じるし、もうこれ以上、黙っておられない」と、完全否定。

そして、リオオリンピックに出場した成松大介選手に交付された助成金240万円から、別の2人の選手に、あわせて160万円が不正に流用されたことについては。

山根会長は「成松の件は、私自身が3等分しなさいと言いました。3人が一緒に受けられたらいいなと思ったんですけど」、「(それはやってはいけないという決まりでは?)それは知らなかったですよ。160万積むようなお金ありませんから。1人息子から買ってもらった時計を、息子に内緒にして売りました。ロレックスです」と、事実を認めた一方で、違反であることを知らなかったと主張した。

山根会長は「村田がね、古き人はもう引退してもらうような...そういう表現でわたしに対して言ったことに関して、大きいショックを受けたね」と話した。

疑惑が発覚してから初めて口を開いた山根会長。

今後、日本ボクシング連盟として会見を検討しているという。 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180802-00397821-fnn-soci