「初心会」──。
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「初心会」──。
一般的にはあまり知られていないが、かつてゲーム業界にその名がとどろいていた組織名だ。
任天堂は決まった卸売り業者を束ねて初心会を結成し、彼らに絞って商品を供給することで共存共栄の関係を築いてきた。
ピーク時は50社以上が所属していたとされ、ジェスネットとアジオカは大手メンバーとして存在感を放っていた。
初心会では在庫を全量買い取ることが定められており、任天堂は在庫リスクをなくして健全なキャッシュフロー経営を築くことができた。
これこそ故・山内溥元社長が編み出した儲けの方程式である。
ある業界関係者は、「人気タイトルを不人気タイトルと抱き合わせ販売するなど負の側面もあった。
在庫リスクを価格に反映させるのでソフト1本1万円と高止まりしていた」と振り返る。
卸売り業者のみならず、サードパーティと呼ばれる外部のゲーム開発会社にも初心会は影響力を持った。
「任天堂タイトルの発売時期が優先されるので、自社タイトルの発売日をコントロールできなかった」(ゲーム会社幹部)。
売れそうなソフトならば担いでくれる場合もあるが、すべては任天堂のさじ加減。
ソフトの委託製造から販売まですべてを牛耳ることで、任天堂は娯楽の王国の頂点に君臨してきた。
しかし初心会は1997年に解散している。
当時、任天堂は複雑な構造のロムカセットを採用しており、追加生産に2カ月程度かかっていた。
人気タイトルが品切れすると、追加生産を待たずに中古ソフトとして取引されるようになる。
初心会の枠外で流通が広がったことは、流通にもサードパーティにとっても不満のタネだった。
こうして任天堂の求心力は弱まっていく。
https://toyokeizai.net/articles/-/133414?page=2 何が初心なのか子供だったの俺には意味が分からなかった 分納とは、一定数量の発注を掛けても、実際の納品は分割されて行われる方式のことである。
初心会の代名詞となっている。
例えば年末にマリオの新作が出るとする。
発注書には「12月の新作発注数」を書く欄しかない。
マリオが200本欲しい場合は「200」と書く。
そうすると同月発売の全ての新作ソフトに200本の発注かかる。
更にそれが12月に来るかといえばそうではなく、分割して納入される。
おまけにそのクソみたいな枠に入るためには前述の「金のマリオ像と黒枠ディスプレイ」のフランチャイズ契約を結ばなければならない。
小売A「クリスマス商戦で売るから50本くれ」
小売B「クリスマス商戦で売るから50本くれ」
初心会「100本受注ゲットだぜ」
任天堂「5本しか作れなかった」
初心会「小売Aは態度が良いから3本ね。残りは年が明けてからね」
初心会「小売Bは態度が悪いから2本ね。残りは年が明けてからね」
小売A「」
小売B「」
商戦は毎年決まった一定の期間であり、その期間の納品が優遇されるかは小売店の過去の実績によって変動した。
これを実積配分という。
元々はファミコンのROMカセットの生産効率が悪かったために発生した事象だと言われている。
任天堂のROMカセット工場の生産能力の関係で生産が間に合わないにも関わらず、初心会は100%受注をうけ、
実際に生産されたROMカセットは初心会の気分で納品が行われたというものである。
当然のように商戦時期を逃したROMカセットは不良債権である。
商戦時期に優遇してもらうため、商戦前の何でもない時期にクソゲーをも大量発注する実績作りが横行したと言われている。 最近ゲハにニューススレが立って
ニュー速にゲーム記事立つのはなんでなんだぜ? 子供ゲームに1万円とかこういうの聞くと任天度クソ過ぎるな そこでSCEが流通革命を起こしたんだよね
おかげで中古市場にも介入して悶着あったけど 革命というか横取りというかw
スーチャイや女神転生でズルしてたのがバレたナムコが任天堂へ不満爆発してたおかげもある メーカーも販売店もゲーム販売が手さぐりの時代だったしな 花札、ジャンパイつくってた関係でヤクザも入り込んでたんだろ
倉庫すら持たない得体の知れない問屋が存在した 腐り切っててユーザーを苦しめるだけになってしまった初心会に革命を起こしたのは事実
利権、癒着の流通から、健全な流通に今は変わった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています