中国由来の木造手こぎ舟で速さを競う「長崎ペーロン選手権大会」が28日、長崎港で2日間の日程で始まった。
県内外から40チーム計約1400人が参戦。
太鼓や銅鑼が打ち鳴らされる中、舟は水しぶきを上げながら海を疾走した。
用いるペーロンは全長約14メートルで、こぎ手や鳴り物をたたく人々ら約30人が乗り込む。中国語の「白竜(パイロン)」が名称の由来とされる。
江戸時代前期の1655年に、中国人が海の神を鎮めるために長崎港で小舟の競漕をしたのが、大会の起こりという。
大会は、1往復約1・2キロのコースで競う。29日は兵庫県相生市や熊本県苓北町のチームも登場する。(共同通信)
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