広島・福山にサル再出没 夏休みで市が子どもの被害を警戒
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6月初め、集団登校中の児童2人がサルに足首などを引っかかれて軽傷を負った広島県福山市松永地区で、今月22〜26日にもサルが少なくとも8回出没していたことが分かった。
市は6月に目撃された個体より体が小さく、子ザルと推定。「児童が屋外で遊ぶ夏休みに入っており、被害に遭う恐れもある」として市教委などに連絡、目撃しても刺激しないよう注意を呼び掛けている。
市によると、出没が確認されたのは22日朝から26日夕方にかけて。22日午前6時半ごろ、今津町の工場付近(地図(1))にいたのを住民が見つけ警察に通報。
その後、南松永町(同(2))へ南下したが夕方には再び北上し今津町の神社付近(同(3))で目撃されて以降、姿をくらました。
その後も23日朝には、同じ今津町の寺の参道(同(4))で目撃され、24日午前8時半ごろには、今津小付近の路上(同(5))で学校教諭が発見。
25日午後4時ごろにも、その近く(同(6))で通行中のオートバイ運転手が発見、クラクションを鳴らすと追い掛けて来るしぐさを見せたという。26日も朝(同(7))と夕(同(8))に1回ずつ目撃された。(地図中では丸数字)
市は6月に出没したサルが体長約120センチだったのに対し、明らかに小型であることから、何らかの理由で市街地近くに迷い出た子ザルであるとみている。
朝夕のパトロールは見送り、住民や学校に注意を求める措置にとどめたという。
市農林水産課は「大声を上げたり物を投げて威嚇すると襲い掛かることもある。見掛けたらその場からそっと立ち去ってほしい」としている。