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鎌倉時代発祥で777年の歴史を誇る博多祇園山笠のフィナーレ「追い山」が15日早朝、福岡市博多区で繰り広げられた。
七つの舁(か)き山が約5キロのコースを次々と駆け抜ける最大の見せ場。
3連休中日の日曜とあって、沿道は例年以上の見物客で埋まり、勇壮な山笠に酔いしれた。
博多祇園山笠「集団山見せ」で天神へ 辻仁成さんが鼓舞
晴れ舞台の「櫛田入り」に臨む舁き手は各流(ながれ)の精鋭が選ばれる。
午前4時59分、大太鼓の音が鳴り響くなか、一番山笠・西流が櫛田神社の境内へ。
清道旗(せいどうき)を回ったところでいったん山笠を止め、桟敷席の大観衆と一体となって「博多祝い唄」を唱和。
その後街へ飛び出したのを追うように、午前5時5分に二番山笠・千代流が続き、5分おきに他の流が舁き出した。
八番山笠・上川端通の「走る飾り山」は最後に登場。清道でスモークを噴き出し、桟敷席を沸かせた。
最速タイムは櫛田入りが六番山笠・東流(30秒69)、全コースは千代流(29分00秒)だった。(貞松慎二郎)