中国の通貨・人民元は、アメリカとの貿易摩擦の影響が実体経済にも及ぶという懸念から
このところ値下がりが続いていて、中国の中央銀行が発表するドルに対する基準値は
11か月ぶりに1ドル=6.7人民元台の元安水準となりました。
人民元の相場について、中国の中央銀行にあたる中国人民銀行は、前日の値を参考に
1日の取り引きの目安となる基準値を発表しています。
19日朝に発表されたドルに対する基準値は6日連続で下落し、1ドル=6.7066人民元と、
去年8月以来、11か月ぶりに6.7人民元台の元安・ドル高水準となりました。
人民元はことし4月には1ドル=6.2人民元台でしたが、アメリカとの貿易摩擦の激化に伴い、
中国の輸出の減少など実体経済に与える影響を懸念して人民元を売る動きが広がり、
値下がりが続いています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180719/k10011539731000.html