【茂木】卵を神様に供え、ユニークなまじないを唱えて痔(じ)の平癒を祈る奇祭「じかたまじない」が15日、山内の国神神社で行われた。
同神社には「旧暦6月1日に仕事を休み、川で尻を洗って卵を持って集い、神にささげてから食べると、痔が治る」という伝承がある。一時中断したが、地元の下平コミュニティ推進協議会の保存会が2012年に復活。この日は地区内外から約50人が集まった。
神職が祭りの由来を説明し、境内に置かれた卵形の石に尻をこすり付けるしぐさを3回繰り返し、身を清める儀式を行ったのに続き、参詣者が同様に次々「けつぴたし!」と大きな声で唱えながら痔の平癒や予防を祈願した。
那須登山の帰路という東京都武蔵野市吉祥寺北町1丁目、会社員小境保宏(こざかいやすひろ)さん(35)、あいさん(33)夫婦は「貴重な祭り。少し恥ずかしかったが御利益があれば」「地域の人に温かく迎えてもらえた」と笑顔で話した。
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