大塚製薬、スムージータイプのポカリ 体温上昇抑える

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 大塚製薬が12日、スポーツ飲料などの「ポカリスエット」シリーズで、体を芯から冷やすスムージータイプの新製品を同日から通信販売で発売すると発表した。
夏本番に合わせ、過酷な環境で働く消防士などにも活用してもらう。

 新製品は「ポカリスエット アイススラリー」。猛暑であがる体の深部体温を下げることに着目した「飲める氷」だ。
細かい氷の粒子が液体に分散した流動性のある氷で、通常の氷に比べて結晶が小さく、冷却効果が高いという。
キンキンに冷やし、もむと手の温度で溶けて飲みやすくなる。

 同社では活動前に摂取することで、消防士が防護服を来て使った場合に全身の体温上昇をイオン飲料などよりも抑えることを確認した。
サイエンスコミュニケーション担当課長の只野健太郎氏は「過酷な暑さの上、防護服で熱が発散しない消防士の方はリスクが高い。現場で活用してほしい」と話した。

 常温保存と再冷凍しても冷却効果の高いスムージー状にするのが難しかったという。常温で保存でき、凍らせて飲む。
価格は1箱6個で税別1080円。夏季限定の発売で、12日から8月31日まで販売する。

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