シリア北部で今年5月、英国特殊部隊SASの軍用犬が奇襲にあった味方兵士の命を救う活躍をした。英紙デイリー・メールが「ヒーロー犬」と報じている。

見事な活躍を見せた軍用犬は、状況判断力に富み、優れた身体能力を持つベルジアン・マリノア。6人の精鋭兵たちとシリア北部のある村を訪れた時のことだった。

装甲車両から出て少し歩いたところで、敵の待ち伏せにあったのだ。

気付いた時には「360°全方位から敵の伏撃を受けていた」という。テロリストからの突然の奇襲にSAS兵士は不利な立場に追い込まれたが、ここで軍用犬が目覚ましい仕事ぶりを見せた。

飛び出した軍用犬が銃声のする建物に入ると、そこからは男たちの悲鳴と叫び声があがった。

銃声が鳴り止んだためSAS兵士が確認に向かうと、そこは血まみれの現場と化していた。

ジハード戦士は喉元を噛み切られ出血死、他2名の敵兵士も重症だった。そして残り6人の伏兵たちは軍用犬の暴れぶりを見せられその場から逃げ出したのだ。

そしてこの勇ましい軍用犬は無傷で死体の上に立っていたという。

軍用犬の大手柄により、SASは死傷者を出すことなく戦地から逃れることが出来た。6人の兵士の命を救った功績は軍用犬にある、と担当指揮官は軍に報告したと伝えられている。


http://yurukuyaru.com/archives/76836013.html