イギリス生まれの手のひらに乗るコンピュータが日本上陸! シンクレア「ZX81」
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/column/retrohard/1127415.html
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/img/ah/docs/1127/415/zx811_s.jpg
想い出に残る、懐かしのマイコン・パソコンを写真とともに振り返る本コーナー。今回は、「マイコンBASICマガジン」などに広告が掲載されていた、シンクレア社のZX81を取り上げました。
本体は、下半分がキーボードとなっています。各キーには複数の役割が与えられていて、慣れればそれなりの早さで入力ができました。比較対象として3.5インチフロッピーディスクを配置しましたが、本体の小ささに比してACアダプタの大きさが分かると思います。ACアダプタは、持つとズッシリした重さを感じます
1980年代前半、日本国内で流通していた海外メーカーのパソコンとしてはAppleやコモドール、ATARI、Amigaなどがありましたが、その中でもイギリスからやってきたパソコンが、ここで取り上げたシンクレア社のZX81です。
日本国内では三井物産が総代理店となり販売していましたが、マイコン・パソコン売り場だけでなく大型書店でも売っていたのが特徴でしょう。
当初、広告にあるように38,700円の価格づけがなされていましたが、1982年12月1日から翌83年の2月28日までは特別価格29,800円で購入することができました。後に、この値段が標準価格となっています。
1982年後半から84年にかけて「マイコンBASICマガジン」などに広告を掲載していたので、名前だけなら知っているという人も多いかと思います。
また、全国の三省堂書店や一部の旭屋書店、ジュンク堂などでも取り扱いがあったため、本屋さんに行ったついでに触った、という体験を持つ方もいるかもしれません。
左側が1982年12月の広告で、価格が37,800円となっています。右が83年9月のバージョンで“海外からZX81用のソフトが続々入荷”とありますが、価格が気になるところです
当時の広告によるとCPUにZ80Aを採用しており、ROMは8kbytesを搭載と書かれています。驚くべきはRAM容量で、標準では1kbyteのみでした。雑に説明するのであれば、この時代によくあった横40文字×縦25行のテキスト画面一杯にプログラムを書くと、それでメモリが埋まってしまうということになります。
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/img/ah/docs/1127/415/zx813_s.jpg
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/img/ah/docs/1127/415/zx812a.jpg
Sinclair ZX Spectrum
https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/322/322895/20150406spectrum02_cs1e1_480x.jpg
Sinclair ZX Spectrum 128K+
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1b/ZX_Spectrum128K.jpg/1280px-ZX_Spectrum128K.jpg
Sinclair Executive(電卓)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d9/SinclairExecutive-01.jpg
Sinclair Black Watch(LED腕時計)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/10/Sinclair_Black_Watch.jpg/800px-Sinclair_Black_Watch.jpg
https://youtu.be/c72818vb2V0