学校法人「智弁学園」が運営する智弁学園和歌山高、智弁学園高、智弁学園奈良カレッジ高等部
の3校の生徒43人が8日から5日間の日程で慶州、大田、ソウルなどを訪問している。慶州市
が9日、伝えた。

 智弁学園は日本による韓国の植民支配を謝罪し、日本文化の源流が新羅と百済にあることを生徒
に教えたいとする前理事長の故藤田照清氏の意思により、1975年から系列校の生徒を韓国に
送っており、現在も現理事長の藤田清司氏がその意思を受け継いでいる。これまで修学旅行で慶州
を訪れた同学園系列校の生徒は延べ約2万1000人。

 昨年は北朝鮮のミサイル脅威などにより、希望者のみを派遣する形を取り、13人だけが参加した。

 朱洛栄(チュ・ナクヨン)慶州市長は8日、市内のホテルで行われた修学旅行生歓迎会で「両国
の生徒の交流が多いほど韓国と日本の関係は明るくなる」とし、姉妹校の提携やホームステイ、
文化体験などで、今後、交流の幅が拡大することを期待すると話した。

 理事長の藤田氏は来年も生徒が慶州を訪問するとし、より多くの修学旅行生が慶州を訪れ、現地
の生徒たちと交流してほしいと話した。

http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2018070902696