台風から変わった温帯低気圧の影響で、道内はこれから雨が強まり、太平洋側西部や日本海側南部では
5日夜までの24時間で200ミリの雨が降る見込みです。
気象台はこれまでの大雨で増水している河川や地盤が緩んでいるところに加え、これから雨が強まる
地域でも河川の増水や氾濫、土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。
気象台によりますと、前線が停滞して暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で道内は大気の不安定な
状態が続いています。
4日午後2時半までの48時間に降った雨の量は、旭川市郊外の瑞穂が201ミリと統計を取り始めて
以来最も多くなったほか、降り始めからの雨量は、小平町達布で187.5ミリ、留萌市で179.5ミリに達し、
上川地方や留萌地方ではこの数日で平年の7月1か月分を超える雨が降っているところがあります。
さらに台風7号から変わった温帯低気圧が5日朝に津軽海峡付近に進む影響で、道内は、4日夜から
再び雨が強まります。
5日にかけて多いところで、1時間に太平洋側西部で50ミリの非常に激しい雨、日本海側で40ミリ、
そのほかの地域で30ミリの激しい雨が降る見込みです。
5日午後6時までの24時間に降る雨の量は、太平洋側西部と日本海側南部で200ミリ、日本海側北部で
150ミリ、そのほかの地域で100ミリと予想されています。
気象台は、上川地方や留萌地方などこれまでの大雨で増水している河川や地盤が緩んでいるところに加え、
これから大雨が降る地域でも洪水や土砂災害の危険度が高まっているとして、大雨による低い土地の浸水や
土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180704/0001269.html