沖縄県石垣市大里の農畜産業の前田薫さん(64)が放し飼いにしているヤギが3月中ごろ、白黒模様の雌の子ヤギ1頭を出産し、「パンダみたい」と地域で話題になっている。
両親とも数え2歳の白毛種で、これが初産。
前田さんは18年前からヤギを飼育しており、出産は年2回、1〜2頭ずつだが、基本は白毛ばかりだった。
「こんなのは初めてで驚いた。近隣の子どもたちに“パンダヤギちゃん”と大人気ですよ」と声を弾ませる。
頭の部分が主に白色で体の大半は黒色。県八重山家畜保健衛生所によると隔世遺伝が考えられるが、牛にも、毛色の一部が親と異なる色になるのはごくまれに見られるという。
パンダヤギは柵で囲った道路沿いの牧場で母乳と牧草を食べてすくすく育ち、ほかの子ヤギとたわむれている。
前田さんは「先代ヤギの毛色は不明だが、第2子以降や来年春ごろに予想されるパンダヤギの初産結果に注目したい」と期待した。(太田茂通信員)
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