小城市観光協会は28日、市内で通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で新しい理事、監事を選んだ。
事務局長を兼務していた元市商工観光課長=退職=による不祥事を受け、役員13人のうち12人を入れ替えた。
代表理事には村岡安廣氏を再任した。
前年度まで理事を4期8年務めた江里口秀次市長は
「市のトップが補助団体の役員に就くのは適切ではないとの指摘があった」として退任した。
新役員は地元の商工会議所や商工会、JA、漁協など7団体の代表者ら。
幅広い組織から選出した理由について理事の一人は総会後、
「これまで役員の選出基準が不明瞭で、公平性、透明性に欠ける側面があった」と話した。
村岡代表理事の再任は「事業の継続性を重視した」と述べた。
総会では、監査機能の強化や、剰余金を基金に積み立てるなどして使途を明確にするように求める意見が出た。
村岡代表理事は「さまざまな意見を聞き、取り組みを前に進めていきたい」と話した。
佐賀新聞 6月30日(土)
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/237537