共同通信が6月28日付けで公開した記事“【特集】犠牲者の生きた証し”の取材記事とそのツイートに対して批判が殺到している。

取材内容は6月18日に起きた大阪北部地震の被害にあった方を訪れ話を聞くというもの。共同通信が行った取材はマンションの
最上階から1部屋ずつ訪ねていく「ローラー作戦」を決行。
取材途中にマンション自治組合と遭遇し、「共同通信の記者です」と答えると、「出て行けと」と叱責され、
エレベーターに無理やり押し込まれた。それも当然で、マンションは「部外者立ち入り禁止」と貼られている。

ましてや被災にあったマンションを訪れるのは迷惑極まり無い。自治組合は「君らマスコミももう少し住民の
気持ちを考えたらどうなんや。人間のやることやないで」と言われると記者は「申し訳なく思いますが、
遺族の声や犠牲者の人となりを全国に伝えるのが私たちの仕事です」と反論。もちろんその後退去命令を受けて
マンションから追い出されてしまった。

共同通信記者は翌朝もマンションに行き、中に入ることができないので敷地外で待っていると、
住民の男性から「あなたたちはこれ以上不幸が起きるのを楽しみにしているのか」と尋ねられた。

この記事をツイートした共同通信のアカウントは次のように投稿。

“大阪北部地震で犠牲になった人たちの生きた証しを知りたい。どんな人だったのだろう。だが、
殺到する記者たちへの不信感からか、住民から発せられた言葉は厳しいものだった。温かいふれあいに涙する、
新人記者の現地報告です”

としており、このような取材をするのは新人記者の役目だという。住民から不信感を買っているのも承知しての取材だったようだ。

このツイートに対して「誰も頼んでいない勘違いした図々しいやじ馬」、「熊本の時もズケズケと入ってきたマスコミの方がいましてね」、
「真実を追求するのは大事ですが、報道の自由の意味を履き違えてませんか?」、「迷惑以外何物でもないですよ」、
「人の不幸を売ってご飯食べてるだけだろ」と批判のリプライで相次いでいる。

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