公安調査庁は、今年の「国際テロリズム要覧」を公表し、ヨーロッパを中心に「一匹狼」型のテロが広がっていることなどを背景に、「日本でもこれまで以上にテロへの警戒が必要」と指摘しました。
公安調査庁が公表した「国際テロリズム要覧」では、今年1月までの1年間に世界で起きたテロの特徴として、
「欧米では過激派組織“イスラム国”による『一匹狼』型のテロが拡散するなど脅威は依然として深刻」と指摘しています。
また、海外で日本人が被害に遭ったテロは、イベント会場や飲食店など「ソフトターゲット」を標的としたものがほとんどで、
日系企業の拠点が多い欧米や東南アジアでは、「今後も十分な注意が必要」としています。
日本では、来年の「G20大阪サミット」や2020年の「東京オリンピック・パラリンピック」など、
国際テロ組織にとって格好の宣伝機会となるイベントが控えているため、「テロへの警戒がこれまで以上に必要」と指摘しました。
公安調査庁が国際テロ要覧、「これまで以上に警戒必要」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3403273.html