日本の探査機「はやぶさ2」はあと3日ほどで目標の小惑星「リュウグウ」の軌道に到着する見通しで、JAXA=宇宙航空研究開発機構は24日、
「はやぶさ2」の飛行コースを調整する最終段階の作業を公開しました。
4年前に打ち上げられた探査機「はやぶさ2」は、目標の小惑星「リュウグウ」に接近していて、あと3日ほどで小惑星から20キロの位置に到着する
見通しです。
24日は、神奈川県相模原市にあるJAXA宇宙科学研究所で最終段階に入った「はやぶさ2」の管制の様子が公開されました。
担当者は「はやぶさ2」が撮影した「リュウグウ」の画像分析などから、最適な飛行コースを計算し、エンジンを細かく噴射する指令を電波で
「はやぶさ2」に送る操作を行いました。そして、モニターでコースが変わったことを確認すると、笑顔をみせ、拍手をしていました。
JAXAが23日夜、最新のデータで位置を解析したところ「はやぶさ2」は「リュウグウ」からおよそ35キロの位置にいて、1秒間に8センチという
とてもゆっくりとした速度で「リュウグウ」に近づいています。このあと2回、飛行コースを調整して「リュウグウ」の太陽を回る軌道に入り、
そこからは20キロの位置を維持するということです。
そーす
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180624/k10011493371000.html